2009年03月21日

らびちゃんへ~(風→地の母さんより)

らびちゃんへ~(風→地の母さんより)

~中学校入学にいただいたメッセージ~
 今から7年前になります。。。
 
 うさぎちゃんと出会ったのは今から5,6年前になります。
 私が『丸亀子ども劇場』の活動にかかわり始めて、うさぎmamaさん親子と知り合うことができたのでした。これはとても幸運なことで、この出会いに感謝したいと思っています。
 
 ある日どうしてもおかあさんの都合がつかず、かわりに私が学校(小学校)のお迎えをすることになりました。私は多分気負って学校へ行ったと思います。うさぎちゃんの学校での様子を見るののも初めてだったし、何かあったら助けてあげるとすっかり世話焼きおばさんの気持ちで、まさに学校に乗り込んでいったのです。
はたしてうさぎちゃんは教室には居ず、クラブ活動の日だからうさぎさんは調理室にいるはずということを何人かの子どもに聞いてかけつけると、ひとりでもくもくと道具をかたづけているうさぎちゃんを見つけたのでした。
 うさぎちゃんが出てくるまで廊下で待つ事にしました。ていねいに後始末をし、お友達の肩をたたいてさようならのあいさつをしています。お友達もさようならと声をかけ、手を振っています。うさぎちゃんは大勢の子どもたちの中にすっかり混じっていました。なーんだ普通じゃない。すごく自然なんだ。理解していた(と思っていた)し、できることがあれば協力は惜しまないと思っていたうさぎmama親子の歩んできたこれまでを、やっぱり私も世間の大人の頭でしかわかってなかったんだと思い知るひとこまでした。そしてこれは同じ教室で学ぶことを実行してきたうさぎmamaさん親子が、何もないところから1つ1つ築いていった結果なのだということも併せて見せてくれる現実でした。

 こんなのともありました。丸亀子ども劇場でCAP(虐待防止プログラム)のワークショップをしたときのことです。
「いやな事をされた時はまわりの大人に話す」というシーンを演じて学習していくのですが、「一人で行けないときはだれかといっしょに行ってもらいましょう。だれかいっしょに行ってあげる人になってくれませんか。」という問いかけにうさぎちゃんが手を上げたのです。
うさぎちゃんは付き添う役をこなし、『うさぎさん○○さんについてきてくれてありがとう。』という先生役のことばににっこりとうなずいていました。守られる事もあるけれど、支えになってあげることもある、うさぎちゃんの日常から出た気持ちと行為なのだと思いました。

 4月からうさぎちゃんも中学生。お姉ちゃんたちも卒業した中学校で学んでいるのですね。授業中に手を上げて発表することもあるとか・・・。うさぎちゃんの言いたいことを回りの子どもたちが理解し伝えていく、そんなコミュニケーションができている事を知って、いままでうさぎmamaさん親子が地域の中で積み上げてきたことが、ここでも引き継がれていることがわかって安心しました。
 
 環境が変わるということはうさぎちゃんにどんな変化をもたらすのか、ティーンエイジの子を持つ親として、この年頃の子のあやうさを知っている者としては正直一抹の不安を感じざるをえませんでした。
 しかし、本当に危惧は、子どもたちよりも学校または教師にこそ持つべきなのかもしれません。中学入学に際して、「これまでやってきたことをここで壊されてはたまったものじゃない。わたしは今闘う母になっているの。」と言ったうさぎmamaの言葉は真実のものとして私に迫ってきました。

 私は20代の頃、他県で教員をしていたことがあります。新採のとき中1を受け持ちました。その頃、学期に1~2回学年団で特学(「特殊学級」、「障害児学級」ともいう)へ入級を勧める人選をする就学委員会というものが開かれていました。私のクラスの女子がそれに引っかかり、私は気になりつつも学年団の決定のままにその子の自宅に行き、親御さんにその旨を話しました。母親はちょっととまどっていましたが、結局学校の意向にそう決断をしたのでした。

 今思えばとても未熟で、大学での講義を受けた事はあまり役に立たず、先輩教師や学年主任のやっていることや教えてくれる事を見習ってそれを疑う事もなく良しとし、それでも一生懸命やっていたように思います。
 何も知らなかったのです。人としての経験も少なければ、思慮も浅い。知識すらない。時間もない。これは言い訳にもなりませんが・・・。
 
 独断を承知で言えば、若い教師なんて大半はそんなものだと思います。やっぱり学校や教師には、言わなくてはいけない。教えなくてはいけない。気づかせなくてはいけない。私の苦い経験からもそう思うのです。

 私は今、自然にあたりまえに『共に生きる』ことができているでしょうか。いろんな経験を積み、少しはわかってきたつもりだけれど、時々心配になる・・・。
そんなときは、うさぎちゃん、またおばちゃんに教えてちょうだいね。




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