2010年06月03日

ジュネーブの報告

ジュネーブの報告

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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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インクルネット事務局からの報告です。

皆様

日曜日夜、ジュネーブから4人とも無事帰国しました。
報告が遅くなり申し訳ございません。時差ボケと疲労でようやく仕事をこなしている状
況です。

さて、国連子どもの権利条約政府報告審査会のロビー活動ですが、無事ミッションを果
たせたと思います。
委員全員にチラシをわたし、日本の実情を説明することができました。
委員の反応はよく、教育分野の質問時間の前にチラシを渡した人は日本政府団に障害児
の普通学校での受け入れ体制の有無について質問をしてくれました。
これに対する文科省の回答は、特別支援教育により教員の研修やカリキュラムの弾力化を行っている、就
学指導では保護者の意見聴取を行っているという型どおりのものでした。
それ以降に話した委員の一人は、勧告に反映させるよう検討するなど、他の委員も非常
に好意的な反応を示してくれました。

とくに最後に総括をしたドイツの委員は、特別学校、特別学級就学者数が異常に伸びて
いる点、ADHDの判定を受けた子どもが増えている点から、ラべリングされている子ども
が増えていることに懸念を示し、また、マイノリティの子どもの社会へのインクルージ
ョンが求められるとまとめました。


向井望ちゃんに休み時間ごとにせかされて全議員をまわりました。のんちゃんは車いす
にチラシを乗せる台を設置し万全のロビーイング体制でした。お母さんの向井裕子さん
が高校に一緒に行き別室で待機していること、都合が悪いときはのんちゃんも学校を休
まざるをえないこと等、分離教育制度であるため合理的配慮がない、インクルーシブ教
育制度ではないことを生々しく伝えることができました。折田みどりさんのナイスフォ
ローで私もレクに専念することができ、4人の力で役割を遂行できました。配布したチ
ラシの日本語版を添付します。


皆様にはカンパのご協力ありがとうございました。皆様のお気持ちが心の支えでした。
本当にありがとうございました。カンパにつきましては集計しだい報告させていただき
ます。

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◎分けない社会は、分けない教育から!!◎




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