2013年05月26日

ひろしま菓子博差別事件


ひろしま菓子博差別事件について学びました。
最初のころは、電動車いすを使用している人は入場できませんでした。泣き

5月9日のメールです。


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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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◆中国新聞朝刊 2013年5月9日(木)
【ひろしま菓子博】
問われる利用者目線―電動車いすめぐる議論平行線
        
 ―ベビーカー利用制限にも苦情

全国菓子大博覧会(ひろしま菓子博)のパビリオン内で、ベビーカーが原則利用できないことについて、家族連れから疑問や不満の声が上がっている。会場では電動車いすの利用制限についてもいまだに論議が続いている。今後、広島で開かれるイベントに向け、利用者に優しい運営の在り方が問われている。(有岡英俊)

◇「優しい運営」求める声

パビリオン入り口にベビーカーが並ぶ。実行委員会は混雑や接触事故の防止などを理由に、パビリオン全8館で原則、利用を断っている。おむつなどを入れた大きなバッグと子どもを抱えて、混み合う会場を縫う保護者の姿も目立つ。

「赤ん坊を抱いたまま回るのはしんどい。会場を広くするなどしたり、誘導スタッフを増やすなど工夫の余地があるのでは」。2歳と生後6カ月の子どもを連れた会社員赤川慎治さん(31)=海田町=は、そう問い掛ける。実行委にはこれまで、電話で5件の苦情があり、ベビーカー置き場でも係員が抗議を受ける場面もある。

電動車いすの利用者については、障害者団体の苦情で全面乗り入れ禁止から、スタッフの付き添いで乗り入れを受け入れる方針に見直された。混み合ったゴールデンウイーク期間中の1日に訪れた廿日市市の男性(54)は、スタッフ3人の付き添いで、電動車いすに乗ったまま巡った。

男性は「丁寧に案内してもらった。ただ一人で自由に巡りたい人もいる。利用者側が付き添いを断る選択肢があってもいい」と打ち明けた。

県内外の11の障害者団体は、乗り入れを禁止することを決めた実行委の当初の姿勢を「差別的」と問題視。議論は、県社会福祉士会が会長名の抗議声明文で、当初のルール決定の経緯について検証するよう求める事態にまで発展した。

障害者団体は付き添いをつける新たなルールも撤廃を要求。菓子博が残り4日間になったいまも、両者の主張は平行線をたどる。

広島修道大の三浦浩之教授(環境デザイン)は「安全でうまく運営することを優先しすぎて、子どもや障害者たちへの配慮に欠けているのではないか」と指摘する。

県内では来年、瀬戸内の島々を舞台にした博覧会「瀬戸内しまのわ」も控える。三浦教授は「来場者の側に立った事前調査や対話が必要だった。教訓を今後のイベント運営に生かしてほしい」と求めている。

【写真】キャプション=パビリオン「全国お菓子めぐり館」脇にベビーカーを置く親子連れ


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◎分けない社会は、分けない教育から!!◎


メール5月22日のメールです。

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みなさま。

 障害者生活支援センター・てごーすの松尾です。

 今日5月22日付の中国新聞のオピニオン面に掲載された記事です。

 ひろしま菓子博での電動車いす使用者への「見守り」について、「障害者を庇護すべき対象とみなす偏見」と、ズ
バリ!


【中国新聞 2013年5月22日】

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障害者の望み特別でない
大阪市立大ドクター研究員 秋風千恵さん
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●いまだ配慮されない人びと


 「私たち抜きに私たちのことを決めないで」。障害者の間に根付く国際的な標語だ。日本では民主党政権下で当事
者が障害者基本法改正などの議論に参加したものの、いまだに変わらない「障壁」もそびえる。松江市の肢体不自由
障害者、秋風千恵さん(59 )=大阪市立大ドクター研究員=は「健常者の側の意識の転換こそ」と提案する。
(聞き手は論説副主幹。佐田尾信作、写真・増田智彦)

―障害者の個人史を聞き取りしている。自身もそうですね。

 手帳は1種1級です。「先天性四肢奇形」ですが、日常の介助は不要で、普通校を経て大学に進みました。社会で
仕事もしましたが、40代のころ、ある会社で男性上司に執拗ないじめを受けたことがあります。

―障害が理由でしたか。

 そう明言されたことはありません。でも速足では歩けない私より必ず数研先を歩くとか。滑稽で今なら笑えます
が、当時は自分の何が問題か、内に「非」を探し続けるしかなかった。

―自分が頑張るしかないと。

 そうです。逆に重度障害者の運動の中で疎外されたこともあります。私はパソコンや運転ができるので貢献してき
たつもりが、論議の場で「果たして秋風さんが障害者か」と。健常者の発言でしたが、いじめよりつらかった思い出
があります。

‐50代に近づいて「障害学」との出合いがあるのですね。

 まず電子メールでつながる軽度障害の自助グループを知ります。障害の重い軽いに関係なく何でも言える空気。そ
こで「障害学への招待」(石川准。長瀬修編、19 9 9年) という本の関係者と知り合うのです。大学院進学も薦
められました。

―障害学は福祉や医療とはアプローチが異なる試みですか。

 90年代に英米から紹介されました。「障害学への招待」の冒頭には「障害者すなわち障害者福祉の対象」という
枠組みからの脱却を、とあります。

―治療・リハビリだけでなく眼前の壁を打破しようと。

 同じ身体の条件でも社会の障壁を下げれば、障害は軽度になると考えます。実際、駅のエレベーター設置は随分進
み、物理的な障壁は下がりました。情報。文化の障壁も近年そうです。

― 「情報。文化の障壁」が下がっている、と言いますと。

 デジタル端末の普及ですね。電子書籍は無償の「青空文庫」を含めて日々増え、読み上げソフトと合わせて視覚障
害者には福音です。不随意運動で顔を本にちゃんと向けられない脳性まひの人にとっても便利です。

―ですが、いまだに打破できない障壁もあるはずです。

 聞き取りした中途失明の会社員は100キロマラソンに挑戦するような前向きな人ですが、昇進試験のパソコン受
験を希望しても認めてもらえない。たとえばこれが制度の障壁です。法律。政令には今なお膨大な「障害者欠格条
項」があるし、特別支援学校からの大学進学も難しい。

―制度が時代に追いついていないのですね。

 さらに変わらないのは意識の障壁。ひろしま菓子博の電動車いすの問題なら、入場に見守りスタッフを付き添わせ
たことです。乗る人は電動車いすを日々使いこなしているのに「見符る」だなんて、障害者を庇護すべき対象とみな
す偏見です。

― 「今の時代、大変なのは健常者も同じ」という言い回しも俗耳に入りやすいですね。

 障害者は若いころから物理的に、制度的に排除されてきたのです。「あなた方の気持ちが今は分かるよ」という善
意の人にあまり強くは言えませんが、高齢になって身体が不自由になるのとは問題の本質が違います。
 実際、2 0 0 6年の調査では障害男性の就労率は健常男性の64 ・9% にすぎず、女性はさらに低い。生活保
護ではなく、最低所得を保障する「ベーシックインカム」という新しい考え方が必要だと思っています。

―逆に障害者の要望に「何をどうしてほしいのか」と、構えてしまうこともあります。

 障害学を提唱する社会学者石川准さんは、障害者を「いまだ配慮されていない人びと」と定義します。健常者も自
宅2階に上がるのに「階段」という配慮を受けている。「スロープ」という配慮を受けたい障害者の希望を当たり前
に考えてほしい。
 使命感や義務感ではなく、どうしたら同じ配慮になるかという発想に転換してほしいのです。

あきかぜ。ちえ 雲南市木次町生まれ。中央大法学部卒業。社会人を経て09年大阪市立大大学院後期博士課程修
了。博士(文学) 。専攻は社会学。現在は同大都市文化研究センター
ドクター研究員。社会福祉士。著書に「軽度障害の社会学」。


メール5月23日のメールです。


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みなさま。

 障害者生活支援センター・てごーす事務局の松尾です。

 本日(5月23日)付中国新聞の記事をご紹介します。


●車いす問題で広島市が陳謝 
 菓子博

 広島市中区で12日まで開かれた全国菓子大博覧会(ひろしま菓子博)で開幕当初、電動車いすの会場乗り入れが
禁止された問題で、実行委員会に加わる市は21日の市議会経済観光環境委員会で「利用者に不快な思いをさせた」
と陳謝した。

 実行委事務局長を務めた市の荒川宣昭菓子博覧会支援担当部長が4月19日の開幕後、利用者から抗議を受けて
22日から乗り入れを可能にした経緯を説明。「電動車いすの実態を深く知らず、非常に迷惑を掛けた」と述べた。 


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